
色絵牡丹文壺 (いろえぼたんもんつぼ)
有田・柿右衛門様式
江戸時代 17世紀後半
1口 高27.0㎝ 口径11.7㎝ 胴径21.7㎝ 底径11.8㎝
肩のはった小ぶりの壺で、黒の輪郭線に、赤、青、緑の上絵(うわえ)で、牡丹と太湖石(たいこせき)(中国の太湖周辺で取れる穴の多い石)、蝶を描いています。百花の王といわれる牡丹は富貴(ふうき)を象徴し、不思議な形をした太湖石は寿(ことぶ)きを表すおめでたい図柄です。上部にギザギザとした鋸歯文(きょしもん)とハートを繋いた文様を、下部に二重線を赤の上絵で施すことで絵全体を引き締めています。素地のしっとりとした白さや、染付(そめつけ)を使わず赤を主体とした上絵付けから、柿右衛門様式(1660~90年頃)に分類され、力強い筆致や素地の白さから、その中でも早い時期の制作と考えられます。
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