修学院図屏風 (しゅがくいんずびょうぶ)
江戸時代前期 延宝年間(1673~81)
紙本着色 6曲1隻
115.6×358.6cm
後水尾天皇(ごみずのおてんのう 1596~1680)は譲位後の晩年、比叡山の麓(ふもと)に広大な庭園を営みました。今日もその規模を損なわずに保存されている修学院離宮です。この屏風画は、修学院草創期の面影を忠実に伝える、貴重な歴史資料でもあるのです。 その風景がもっとも美しく映える秋の季節、身分の高い公家(くげ)から庶民に至るまで、女性もまじえて行楽を楽しむ人々が描き込まれています。見晴らしの良い建物の中に、後水尾院その人とおぼしき僧形(そうぎょう)の姿も認められます。あるいは、せめてものこと、絵を見ることによって修学院に遊ぼうとした、院ご自身の注文画だったかも知れません。
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