鵲虎図 (じゃっこず)
朝鮮時代 16世紀末~17世紀初期
紙本着色 1幅
156.4×95.3cm
立派な眉毛にギョロッとした目。けたたましい鳴き声に気づいたのか、一頭の虎が立ち止まり、気配をうかがっています。木の枝にとまり鳴いている黒い鳥は鵲(かささぎ)で、吉報を知らせる瑞鳥(ずいちょう=めでたい鳥)として吉祥的な意味をもちます。また、山神(やまがみ)の使いである虎に、神のお告げを伝える鵲、という意味合いも込められており、鵲と虎、そして松の樹とを組み合わせて描いた作品が数多くのこっています。虎図は中国で生まれましたが、この絵が描かれた朝鮮半島や、日本でも愛された画題でした。
今後展示予定の日本・東洋の絵画
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