深川の雪 (ふかがわのゆき)
喜多川歌麿 (きたがわうたまろ)
江戸時代 享和2~文化3年(1802~06)頃
紙本着色 1幅
198.8×341.1㎝
縦2m、横3.5m近くにも及ぶ浮世絵史上最大の掛軸画で、「品川の月」「吉原の花」とともに歌麿「雪月花」三部作の一つに数えられる肉筆画の大作です。他の二点は米国に渡りましたが、「深川の雪」は2012年に日本で再発見され、岡田美術館収蔵となりました。 深川の料理茶屋の2階座敷を舞台に、辰巳(たつみ)芸者と呼ばれた粋(いき)な芸者や、飲食の用意をする女性たち総勢27名が描かれています(うち1名は男児)。栃木の豪商・善野伊兵衛(釜伊)の依頼を受けて描かれたと伝えられる、歌麿晩年の最高傑作です。
今後展示予定の日本・東洋の絵画
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