花卉雄鶏図 (かきゆうけいず)
伊藤若冲 (いとうじゃくちゅう)
江戸時代中期 18世紀中頃
絹本着色 1幅
109.9×49.2cm
地面に向かってついばむ雄鶏(おんどり)の姿、花びらや葉の一枚一枚の細かな描写は、写実的でありながら時に誇張を交えて真に迫り、装飾的な美しさをも添えています。 伊藤若冲(1716~1800)は、京の錦小路(にしきこうじ)の青物問屋の長男として生まれますが、40歳で弟に家督(かとく)を譲ってからは、画作に明け暮れる生活を送りました。自宅の庭に鶏を数十羽飼い、徹底的に観察しては写生に励んだと伝えられます。この絵は、落款や画風から、画業に専念して間もない頃の作と考えられます。
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