
浮舟図屏風 (うきふねずびょうぶ)
長谷川派 (はせがわは)
桃山時代 慶長年間(1596~1615)
紙本着色 6曲1隻
150.2×344.2cm
櫓(ろ)をこぐ舟人のほかに、貴族の男女がひと組、際立って色鮮やかに描かれています。『源氏物語』宇治十帖の「浮舟」(第51帖)に取材したもので、男は今上帝の第三皇子(おうじ)である匂宮(におうのみや)、女は薫大将(かおるたいしょう)に愛されながら誤って匂宮にも通じてしまう宇治八の宮の女(むすめ)浮舟です。
『源氏物語』でも有名な場面を屏風の大画面に印象深く描いたこの作者は、長谷川派に属すると推定されますが、桃山時代の巨匠である長谷川等伯(とうはく)の娘婿、長谷川等秀(とうしゅう)とする一説も出されています。
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