山水図 (さんすいず)
八大山人 (はちだいさんじん)
清時代 17世紀末~18世紀初期
紙本着色 1幅
204.5×51.5㎝
水辺から彼方の遠山まで深々とした空間が縦2mを超える画面に広がり、中ほどの平地の庵で人が1人、山水の広がりを眺めています。作者の八大山人(1626~1705)は明(みん)時代の王族で、明が滅亡した後も異民族の支配に屈せず反骨精神を貫き、亡国の念を胸に制作を続けた「遺民画家」の代表的な一人です。この絵は八大山人の稀少な山水図の大幅で、署名の書体から70歳頃の作品と考えられます。 箱書によれば、辛亥革命後、日本に亡命した学者の羅振玉(らしんぎょく)が持ち来り、京都の日本画家橋本関雪へと譲られました。
今後展示予定の日本・東洋の絵画
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