雪松群禽図屏風 (せっしょうぐんきんずびょうぶ)
尾形光琳 (おがたこうりん)
江戸時代 18世紀初頭
紙本金地着色 2曲1隻
156.0×171.6cm
金箔の地に青い水面が切り込む背景が用意され、その前面に、鴨や雁などの水鳥が13羽、空を飛び、あるいは地上で休んでいます。降り止んだばかりなのか、松の木や草の葉に雪が白く積もっており、金色に輝く空や地面は、雪晴れのまばゆい光に映えていることを示しているのでしょう。 尾形光琳(1658〜1716)は、雁金屋(かりがねや)という京都の高級呉服店に生まれ育ち、工芸的なデザイン感覚を身につけて育ちました。署名には、歌枕の「蝉の小川」(瀬見の小川)に由来し、都の画家であることを雅に名乗った「蝉川(せみがわ)」が使われています。
今後展示予定の日本・東洋の絵画
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