
鳥文壺 (とりもんつぼ)
信楽窯(しがらきよう)
室町時代 15世紀
1口 高24.0cm 口径11.7cm
胴径19.8cm 底径15.0cm
粘土紐(ねんどひも)を巻き上げて作られた壺で、全体に赤く焼き締まり、あたたかみのあるつやがあります。土に含まれた白い石粒(長珪石)により表面がはじけ、火花のような割れ模様が全体を覆っています。肩には柔らかな羽に包まれた愛らしい小鳥が、巧みなへらづかいで彫られています。 本作のような、背が低く胴が張り底の広いずんぐりとした室町時代の小壺は、本来種壺や油壺として使われたものですが、人がうずくまる姿に似ているところから、茶人たちに「蹲(うずくまる)」と呼ばれ、花入れとして愛好されてきました。信楽壺の肩の部分にほどこされる装飾文に鳥を描いたものは少なく、極めて珍しいものです。
展示中の日本・東洋のやきもの
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緑釉楼閣
後漢時代 -
加彩楽舞俑
唐時代 -
加彩馬
唐時代 7~8世紀 -
白磁刻花牡丹文輪花鉢
北宋時代 11世紀 -
青磁刻花牡丹文鉢
北宋時代 11~12世紀 -
黒釉掻落魚唐草文瓶
金時代 -
青白磁瓜形水注
北宋時代 -
白磁緑彩龍文鉢
明時代 正徳年間(1506-1521) -
五彩龍文面盆
明時代 万暦年間(1573-1620) -
藍釉暗花龍文盤
清時代 順治年間(1644-61) -
青花釉裏紅水花魚文盤
清時代 康熙年間(1662-1722) -
豆彩蓮池文管耳瓶
清時代 乾隆年間(1736~95) -
深鉢形土器(火焔型土器)
縄文時代 -
壺をのせる女性 杯をもつ女性たち
古墳時代 -
志野山水図鉢
桃山時代 16世紀末~17世紀初頭 -
色絵輪宝羯磨文香炉
野々村仁清 江戸時代 -
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江戸時代 17世紀中頃 -
色絵牡丹文壺
江戸時代 -
色絵波涛散文美人像
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色絵赤玉雲龍文鉢
江戸時代 -
色絵芙蓉菊文大皿
江戸時代 17世紀後半~18世紀前半 -
青磁輪花鉢
高麗時代 12世紀 -
青磁象嵌雲鶴菊文瓢形水注
高麗時代 -
辰砂蓮花文壺
朝鮮時代