美術館

ようこそ、
極上の美の殿堂へ

岡田美術館では、時代の流れや流派にそって美術品を約450点展示。
ところどころに逸品コーナーやテーマ展示室などを設けています。
また、いくつかの作品の前には、液晶タッチパネルによる作品解説(日・英・中・韓対応)を設置し、
皆様により楽しんでいただけるような工夫をしています。
こどもプログラムも入っており、小学生以上のお子様にもお楽しみいただけます。
広い館内を思い思いにめぐり、日本とアジアの壮麗な美の歴史を実感していただけましたら幸いです。

ご利用案内
開館時間:午前9時〜午後5時(入館は4時30分まで)

休館日:12月31日、1月1日、展示替期間

入館料:一般・大学生 2,800円   小中高生 1,800円

フロア紹介

1F 中国・青銅器、韓国陶器

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2F 日本陶磁・ガラス

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3F 日本絵画〜屏風を中心に〜

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4F 日本絵画・書跡

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5F 仏教美術

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大壁画(風・刻)について 大壁画 福井江太郎「風・刻」
―天駆ける箱根の守り神―

装飾性豊かな日本美の伝統は、桃山時代以来、主として琳派の作家たちによって受け継がれてきた。
その源流に立つ俵屋宗達の代表作に、国宝「風神雷神図屏風」(京都・建仁寺蔵)がある。
宗達以後の後継者、尾形光琳や酒井抱一らによって摸写、模倣の挑戦が重ねられてきたが、それらはみな原画に近い比較的小さな屏風画だった。
400年後のいま描かれた美術館正面の壁画は、実に縦12メートル、横30メートルにも及ぶ巨大なスケールで、福井江太郎氏によって「風・刻(かぜ・とき)」と名付けられて創造的に再現されたのであった。

美しい箱根の山の自然と、そこに新たに建てられた美の殿堂岡田美術館とを、いつまでも安らかに加護し保全すべく、壮麗な姿の神々が総計640枚の金地パネルの上に常に躍動している。ガラス面に映る現実の雲の流れも加わると、天駆ける雄姿にはさらに迫力が増してくるようだ。
源泉かけ流しの足湯に浸りながら、平成の「風神雷神図」をゆっくりと眺め、鑑賞して頂きたい。

岡田美術館館長 小林 忠

作者プロフィール

福井 江太郎(ふくい こうたろう)
日本画家。1969年東京都生まれ。1994年多摩美術大学大学院美術研究科修了。1995年「第9回2001年青垣日本画大賞展」東京新聞賞、2004年文化庁買上優秀美術作品に選定。2006年紺綬褒章、2008年「両洋の眼展」河北倫明賞。
祖父・福井江亭は川端玉章に師事した円山派の画家で、東京美術学校(現・東京藝術大学)教授を務めた。
駝鳥・菖蒲・牡丹等花鳥画を中心に制作し、観客の前で描くライブペインティングも積極的に行う。日本国内のほかニューヨーク、上海、ドイツ等各国で個展を重ねる。2008年以降、ニューヨークにアトリエを構える。