岡田美術館 OKADA MUSEUM OF ART

銅版法華経 (どうばんほけきょう)

平安時代 保延7年(1141)
1枚 21.2×17.9cm 厚0.2cm

全面に28行分の罫線を引き、1行に34字を2段に分け、表面に『法華経(ほけきょう)』第二十五「観世音菩薩普門品(かんぜおんぼさつふもんぼん)」の部分を、裏面にはその続きから第二十六「陀羅尼品(だらにぼん)」の途中までを記しています。 この銅板法華経は、大分県豊後高田市の長安寺に伝来する『銅板法華経』(全37枚、現在は19枚)の1枚と考えられ、同じくその1枚とされる東京国立博物館所蔵作品の銘文によって、保延7年(1141)に制作されたものと分かります。書写した経典を地中に埋める「埋経(まいきょう)」の中でも、大変珍しい形式の貴重な一点です。