琳派400年記念
箱根で琳派 大公開
箱根で琳派 大公開
~岡田美術館のRIMPAすべて見せます~
2015年9月5日(土)~2016年4月3日(日)
金地に緑青や群青が映えるあでやかな屏風、金・銀の下絵と書が競演する和歌巻、やわらかな水墨の掛軸など、琳派の作品の数々は、古来、私たち日本人が美しい自然とともにはぐくんできた情感や美意識が見事に結晶したものといえます。桃山~江戸初期の頃、京の本阿弥光悦と俵屋宗達が古典を大胆に翻案し、和歌の色紙・巻物などを作ったことに始まり、時を経て尾形光琳、大坂の中村芳中、江戸の酒井抱一・鈴木其一らに継承され、発展していきました。
今年は、光悦が洛北・鷹ヶ峯の地を徳川家康より拝領したという元和元年(1615)を起点に「琳派400年」が謳われています。本展は、この記念すべき年に岡田美術館の琳派の全貌を2期に分け展示するものです。70件に上るその作品群は、「岡田美術館の原点」としてコレクションの中核をなしています。菱田春草・速水御舟・前田青邨らの、琳派への憧憬を色濃く示す絵画と併せ、約80件の作品をお楽しみください。
展示作品の一部をご紹介いたします。
俵屋宗達下絵・本阿弥光悦書
花卉に蝶摺絵新古今集和歌巻(部分)
桃山~江戸時代【第1部展示】
俵屋宗達
明石図(源氏物語図屏風断簡)
江戸時代【第1部展示】
尾形乾山作・光琳画
銹絵白梅図角皿
江戸時代【全会期展示】
酒井抱一
月に秋草図屏風
江戸時代 文政8年(1825)【第2部展示】
鈴木其一
秋の七草図
江戸時代【第2部展示】
鈴木守一
富士図屏風
江戸時代【第2部展示】