Masterworks of Kōrin, Jakuchū, Hokusai, Ru Ware Kilns

Fifth Anniversary Exhibition All-Stars of the Okada Collection

September 30th (Sunday),2018~March 30th (Saturday),2019

Introduces some of the artworks currently on display.

岡田美術館 OKADA MUSEUM OF ART

Ogata Kôrin

Ducks and Snow-Covered Pine Trees

Edo period

金箔の地に青い水面が切り込む背景が用意され、その前面に、鴨や雁などの水鳥が13羽、空を飛び、あるいは地上で休んでいます。降り止んだばかりなのか、松の木や草の葉に雪が白く積もっており、金色に輝く空や地面は、雪晴れのまばゆい光に映えていることを示しているのでしょう。
尾形光琳(1658〜1716)は、雁金屋(かりがねや)という京都の高級呉服店に生まれ育ち、工芸的なデザイン感覚を身につけて育ちました。署名には、歌枕の「蝉の小川」(瀬見の小川)に由来し、都の画家であることを雅に名乗った「蝉川(せみがわ)」が使われています。

岡田美術館 OKADA MUSEUM OF ART

Kitagawa Utamaro

Fukagawa in the Snow

Edo period,ca. 1802 - 06 (Kyowa 2 - Bunka 3)

【展示期間 9/30(日)~12月28日(金)】

縦2m、横3.5m近くにも及ぶ浮世絵史上最大の掛軸画で、「品川の月」「吉原の花」とともに歌麿「雪月花」三部作の一つに数えられる肉筆画の大作です。他の二点は米国に渡りましたが、「深川の雪」は2012年に日本で再発見され、岡田美術館収蔵となりました。
深川の料理茶屋の2階座敷を舞台に、辰巳(たつみ)芸者と呼ばれた粋(いき)な芸者や、飲食の用意をする女性たち総勢27名が描かれています(うち1名は男児)。栃木の豪商・善野伊兵衛(釜伊)の依頼を受けて描かれたと伝えられる、歌麿晩年の最高傑作です。

岡田美術館 OKADA MUSEUM OF ART

Itō Jakuchū

Peacock and Phoenix

Edo period,ca.1755 (Hôreki 5)

【展示期間 9/30(日)~10/10(水)、12/29(土)~5/14(火)】

この作品は、ちょうど伊藤若冲(1716~1800)の生誕300年にあたる2016年に、83年ぶりの大発見として報道され話題を呼びました。代表作「動植綵絵」(宮内庁三の丸尚蔵館蔵)30幅の制作が始まった宝暦7年(1757)頃、すなわち数え年42歳頃より前に描かれたと考えられるもので、若冲の画業では早い時期にあたります。いまだ初々しさが感じられ、細部までほどこされた緻密な描写が素晴らしい、まさに若冲の傑作の一つに数えられる作品です。広島藩浅野家12代藩主浅野長勲(ながこと 1842~1937)旧蔵。

岡田美術館 OKADA MUSEUM OF ART

Ru Ware

Bowl

Northern Song dynasty, 11th - 12th centuries

岡田美術館 OKADA MUSEUM OF ART

Kundika (Water Vessel) with Inlaid Floral Roundels

Goryeo dynasty 13th century

岡田美術館 OKADA MUSEUM OF ART

Ogata Kenzan

Bowl with ”Tatsutagawa” Autumn Foliage and Stream Design in Openwork

Edo period 18th century

赤、黄、緑、白の楓の葉がそよぎ、葉と葉の間の透かしから光が差し込んでくるようです。内側の紅葉の背景には流水文様が見えます。端正な形と文様、透かしが見事に調和し、角度を変えて見るごとに奥行きのある世界が生まれます。日本の秋の華やかさを凝縮した逸品です。
尾形乾山(1663〜1743)は尾形光琳の弟で、京の高級呉服問屋雁金屋(かりがねや)の三男として生まれ、野々村仁清(にんせい)に学んで陶工となりました。本作のような透かし入りの反り鉢は、正徳2年(1712)、京都随一の商業地・二条丁子屋町に移ったのち、その地で作ったやきものの代表例です。