館長よりご挨拶

岡田美術館は、2013年10月に開館した、日本・東洋の美術品と考古遺品などの文化財を公開する、いまだ新しい私立美術館です。


コレクションの中心は、近世・近代の日本画と、東アジア(中国・韓国・日本)の陶磁器ですが、そのほかにも、縄文土器から土偶・埴輪などの考古遺品、仏像や仏画など古代・中世の仏教美術品、書跡や、蒔絵、玉器、金属器、ガラス器などの工芸品と、時代や分野の幅はきわめて広く、名品、稀品が揃っています。来館者の皆様の多種多様なご関心に十分に応えることが出来るものと、自負しております。


日本が美しい風土とともに生み育ててきた美術品と、幸いに日本に伝えられてきたアジアの美術品とを、より良い環境で観覧に供し、それらを大切に守って次の世代へと伝え遺すことは、岡田美術館に託された使命、存在理由と考えております。日本とアジアの誇るべき美の歴史を実感し楽しめる館(やかた)として機能するよう、今後とも精いっぱい努めて参る所存です。


風光明媚な小涌谷の傾斜地を利用した5層の美術館は、正面に巨大な「風神雷神図」の壁画(日本画家福井江太郎氏による12m×30mの大作「風・刻」)が飾られた壮麗な建築(三浦慎氏の設計)の展示施設として、真に美術を愛好する方々に親しまれてきました。また、本館周辺には、睡蓮の池や源泉かけ流しの足湯、季節の折々に種々の花を咲かせる庭園、日本家屋を改築した風流な飲食施設(「開化亭」)など、憩いの場も用意しております。


あわただしい日々を過ごしている現代の日本人、そして日本を訪れた外国の方々に、国際的な観光地箱根の風光を楽しみ、その柔らかにほぐれた心で美術鑑賞のひと時を大いに楽しんでいただきたい、そして、私たちの祖先が残してくれた貴い美の遺産を改めて振り返り、明日への生きる活力を取り戻していただけるようにと、祈り、願っております。


皆様のご来館を、館員一同とともに心より歓迎させていただきます。

岡田美術館館長 小林 忠

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